夏の聖書

~聖書を読むのは今が旬~

夏の聖書

聖書の信憑性 2

コピー機のない時代、聖書の写本は写字生(写字を職とする人)が一文字ずつ気の遠くなるような労力を費やして書き写されました。

その過程で写し間違いが起こる可能性ももちろんあったかと思いますが、今日私たちに伝わった聖書が間違いだらけになっていないのでしょうか?✨

たとえば写字生の記憶がいたずらして、最初に本文を見てから、それを写しとる間に語順が変わるケースもあったかもしれません。

しかしギリシヤ語は英語と違って主語の位置など写本の中で多少の変化があったとしても文章の意味を変えることにはならず、こうした間違いはさほど大きな問題要因ではないそうです。

また写本間で見ての細かい相違点やスペリングの違いも含め、信仰面での真実性を揺るがせるような問題にはなっていないと考えらています。

結論としては、新約聖書は他のどの古代文献よりも多くの写本が残っているだけでなく、その内容も99.5%が原本に限りなく近い形で残されている最も信憑性のある本と考えられています👌

しかし、このような純粋な写し間違いなどではなく、意図的に書き換えられた場合はどうでしょうか😅

私調べで恐縮ですが、スピ系の人で聖書は読まない理由の第一位は、
「だって今の聖書ってかなり書き換えられてるでしょ?」という意見のように思います。

たしかに今日の私たちが確認できる範囲で言えば、異端キリスト系の教会で、自分たちが伝える教理に都合のいいように意図的に訳を調整して、それをオリジナルの聖書だとして教会内で使用しているケースがあるようです。

なので聖書を購入するときは、書店に売っている一般的なものを買いましょう✨

参考文献:「ナザレのイエスは神の子か?」いのちのことば社

<聖書こばなし>
この書の預言の言葉を聞くすべての者に、私は証しする。これに付け加える者があれば、神はこの書に書いてある災いをその者に加えられる。
ヨハネの黙示録22.18(聖書協会共同訳)