夏の聖書

~聖書を読むのは今が旬~

夏の聖書

三位一体、聖霊とは✨

聞いたことはあるけど、あまり意味がよく分かっていなかった言葉、「三位一体」(さんみいったい)✨

私は小学校4~5年の頃、近所の教会の日曜学校に2年ぐらい通っていたことがありますが、三位一体について話を聞いたという記憶はありません😅

社会人になって、短期語学留学でアイルランドに3か月間滞在したことがあるのですが、キリスト教で表す「三位一体」についてはそこで初めて知りました。

むかしアイルランドキリスト教を広める際に、聖人パトリックが三つ葉(シャムロックと呼ばれるクローバーに似た植物)を用いて三位一体を説明したそうですが、今でも三つ葉は飛行機やスポーツチームのユニフォームに描かれ、シンボルとして生活に溶け込んでいる感じです。

またアイルランドは敬虔なカトリック信者が多い国だからか、生活の中で「トリニティ(三位一体)」という言葉に触れる機会が多かった気がします。アイルランドの名門大学の名前は「トリニティカレッジ」ですしね。

キリスト教の三位一体とは「神様・イエス様・聖霊」の三つの存在を表します。

日本人は、「神様とイエス・キリストは分かるけど、聖霊って?天使のこと?」と思う人も多いかもしれません。

実は私もアイルランドで聞きはしましたが、聖霊というと何だかフワっと曖昧な存在な気がして最近までよく理解できてなかったのです💦

聖書で聖霊は「真理の御霊」「助け主」「主なる神の霊」など色々な呼び方で登場します。

私たち人間のそばにいて、必要に応じて助けてくれるのが聖霊ですが、天使とはまた別の存在になります。

アダムとイブを一体と考えるように、神・イエス聖霊も一体と見ますが、神様やイエス様のように聖霊も感情や知性を持ち、ひとつの人格として行動される存在です。

日本の一般的な教会で聖霊について、そこまで詳しく教えている所はもしかすると少ないのかな?という気もします。

異端とかカルト系と言われるちょっと偏った教えをする教会だと、ふわっとした存在の聖霊を悪用して「自分は聖霊と同じ存在だ」と主張するような牧師もいるようなので気をつけたいですね。

<聖書こばなし📚>
わたしは父に、もう一人の助け手を送っていただくようお願いします。その助け手は、いつもあなたがたと共におられます。
その方とは聖霊、すなわち、すべてを真理へと導いてくださる霊のことです。世は、この方を受け入れることができません。
ヨハネ福音書14.16-17(リビングバイブル)