夏の聖書

~聖書を読むのは今が旬~

夏の聖書

孤独な日には「伝道者の書」

普段は大勢の人の中にいるより一人で過ごすほうが好き、一人旅なんかも思い切り楽しむタイプという人でも、たまにはありますよね? 急にやってくる心の隙間というか…「これが孤独なの?」と感じてしまう日。
そんな時には聖書の「伝道者の書」を読むのがおすすめです。

「空の空(くうのくう)。伝道者は言う。空の空。すべては空。日の下で、どんなに労苦しても、それが人に何の益になろう。」と、冒頭から潔いほどのネガティブフレーズで始まる書、伝道者の書😅

「なんと、すべてがむなしいことよ。風を追うようなものだ。」というフレーズも繰り返し出てきますが、書の全体があまりのネガティブフレーズっぷりに、途中からコミカルな感じもしてきてしまうのは私だけでしょうか?

失恋した時には、元気な歌よりも悲しい失恋ソングを聴くほうが人を癒して回復させてくれるように、孤独を感じる日には「伝道者の書」です。 静かな深夜に読むのが特におすすめです。

人生とは煙のようなもので、そこに確かにあるのに掴もうとしても掴めない。はかなく消えて、謎と矛盾に満ちている…というような人生のぼやき😅のような文章がずーっと続くなか、
「神のなさることは、すべて時にかなって美しい」と、たまにチラッと出てくる神様賛美フレーズがスパイスとなって、なんか心がほっこり温かくなる感じも味わえます。 3000年前の古代の王様の虚しい気持ちに共感できるのも不思議。

旧約聖書でも特に私は好きな書です。
14ページぐらいの短い書なのですぐに読めますよ😉

おすすめです♪
https://youtu.be/t9L5YsVF4vE