夏の聖書

~聖書を読むのは今が旬~

夏の聖書

クリスマスは悪魔崇拝?

以前、ある企業の総務部で派遣社員として働いている時期がありました。
その職場はクリスマスの時期になると必ず毎年、取引先の会社がホールのクリスマスケーキを差し入れに持ってくるという慣習があって、クリスマス時期になると女性社員を中心に業務中に突然予告なく一人ずつ呼び出され、包丁で切った生ケーキを一切れずつ半強制的に振舞われるのです😅
 
私はケーキは好きなのですが、今ケーキを食べたい気分かどうか等は一切問うてもらえず、女性であれば当然いつでもケーキを食べたいだろうという思惑のもとに一方的に呼び出されて、仕事中の緊張感が漂う中、限られた短時間にかき込むようにケーキを食べ、まだ食べていない人のために急いでその場を空ける、という毎年のルーティーンにちょっと苦痛を感じるようになりました。

私はダイエットも考えて甘いもは自分で摂取量をコントロールしたり、食べるタイミングを計ったりしたいタイプなので、好きなケーキぐらいは、純粋にリラックスできる場所でゆっくり自由に楽しみたかったのです。

ところでアメリカではクリスマスが終わったあとの時期が、一年でいちばん結婚相談所への登録者数が増えるそうですね。

日本では「クリぼっち」という、恋人がいなくてクリスマスを一人で過ごす寂しい人を意味する変な略語も定着してきました。

自分ではクリぼっちとか別に気にしない人間だと思っていたにもかかわらず、急に成り行き上そんなに好きでもない人と一緒にクリスマスを過ごすことになった場合も、これで人並みのクリスマスが過ごせるとホッとする気持ちが湧いてしまった自分に気づいて違和感を感じたり、自分も浮かれた社会の風潮に流されてしまったという虚しい、後味の悪い記憶が残りますね。

クリスマスってもう、商業的戦略のもと企業が意図的に押し付ける購買意欲だったり、寂しさや孤独を助長させる空気だったり、一方的で押しつけがましいイメージしかない、という人も多いのではないでしょうか。

この時期お店で流れるクリスマスソングを耳にするだけでも強制的に聞かされてようで忌々しさを感じてしまったり。

クリスマスを祝うことは悪魔礼拝の象徴で、クリスマスツリーはアダムとイブが実を取って食べた「善悪の木」を表し、ツリーの形は騙した蛇を象徴するもの…という説を唱える人もいますね🎄

ちなみに、聖書には12月25日がイエス・キリストの誕生日だという記述は一切ありません。
12月25日だけではなく、一年のうちのいつの日でも、この世界でのイエス様の誕生に感謝を捧げたいですね。

<聖書こばなし📚>
イエス・キリストの誕生の次第はこうであった。
母マリアはヨセフと婚約していたが、一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが分かった。
夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表沙汰にするのを望まず、ひそかに離縁しようと決心した。
このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れずマリアを妻に迎えなさい。マリアに宿った子は聖霊の働きによるのである。
マタイ1.18聖書協会共同訳