夏の聖書

~聖書を読むのは今が旬~

夏の聖書

オラクルカードの第一人者、ドリーン・バーチュー女史がスピリチュアルを全否定!?

「ドリーンはオラクルカードを一切やめるって宣言したんだよ!なんでもイエス様の幻が現れて改心したらしいよ!」

もう数年前になりますが、かつてドリーンが発信していたエンジェルヒーリングを共に学んだスピリチュアル仲間のSちゃんと街中で偶然再会し、彼女を通してドリーンがオラクルカードをやめたことを私は初めて知りました。 

Sちゃんとはドリーンがハワイ島で開催していたエンジェルヒーリングのプラクティショナー資格取得のためのワークショップにも一緒に参加したことがありました。
Sちゃんはその後も自身が運営するヒーリングサロンでオラクルカードのセッションを続けていたそうです。

私はというと、かつてあれほどドリーンの著書を片っぱしから、廃版になったものまで取り寄せて読みあさっていたにも関わらず、日々の社会生活に追われオラクルカードはすっかりマイブームから去っていたため、ドリーンの現状を聞いてもただ、ふーんと聞き流しただけでした。 
しかし最近になって私自身に色々な気づきがあり、改めてドリーンが本当にオラクルカードを完全に止めてしまったのか確かめてみようという衝動に急に駆り立てられました。

日本では「スピリチュアル」という表現をする方が多いかと思いますが、アメリカではその分野を「ニューエイジ」と呼ぶのが一般的なんですね。
ドリーンの公式ブログを見ると、「避けるべきニューエイジのリストとその理由」というタイトルで沢山のスピリチュアルメゾットが挙げられていました。私が分かるものだけでも挙げてみると…

ラクルカード、エンジェルカード、エンジェルナンバー、タロットカード、星座占い、風水、数秘術引き寄せの法則チャネリング、エネルギーヒーリング、サイキックリーディング、スピリットガイド、アースエンジェル、妖精、女神、チャクラ、水晶崇拝、アセンテッドマスター、彫刻などの偶像、シャーマニズム、魔術(呪文、霊と話すこと)、催眠術、レイキ、ヨガ、マンダラ、マインドフルネス、スピリチュアル的瞑想、奇跡のコース、体外離脱体験、前世療法、タッピング、宇宙崇拝、ミディアムシップ(亡くなった人とのやりとり)、ビジョンボード、振り子、セージで浄化することまで! 

私自身、過去にスピリチュアルにどっぷりハマっていた時期がかなり長かったので、実践したことがあるものも沢山ありました😅

当時の私は完全にスピリチュアルジブシー、ワークショップジプシー状態で、これだ!と思ったメゾットを見つけるとすぐにワークショップに参加するのですが、気が付けば興味が薄れ、また他のメゾットを無意識に探し出す…というようなことを繰り返していました。

ドリーンはブログ内で警告しています。
「各種スピリチュアルの実践は、癒し、愛、経済的な成功、心の平和を約束し、秘密の英知へと導いてくれる…ように見えます。
しかし現実は、永遠に続く本当の幸せに到達することは決してないので、中毒のように病みつきになって、自分にしっくりくるスピリチュアルを永遠に探し続けることになります」

身に覚えがあるので超納得です💦 そう…今思い返すと、私はスピリチュアル中毒になっておりました。

また、ドリーンが「スピリチュアルは私自身を破壊し、また壊したままの状態にした」と書いていたのは驚きました。
あんなに世界中のスピリチュアルファンを魅了し、ビジネス的にも成功し、誰が見ても幸運な人生に満足している…ように見えていたのですが、実際には真の幸せにはドリーンも到達していなかったのですね…。

日本のウェブサイトでざっと検索してみると「ドリーンはおかしくなった」的な感想を書いている方がほとんどですね。
でもそういった方々は、何かしらスピリチュアルなお仕事に従事されている方が多い印象を受けました。
スピリチュアルを教えることやセッションで日々の生計を立てている方々にとっては死活問題ですからね、当然でしょう。

しかし、スピリチュアルで自分の心をケアしたり、ささやかな楽しみのために取り入れているだけの人は、そこまでドリーンの主張を無下にしなくてもよいのではないでしょうか?

スピリチュアル好きな人はきっと、神様の足あとを探して生きている人だと思うから…。

 

・ドリーンのブログサイトです。英語が苦手な方も自動日本語翻訳などにすると大まかでも内容が分かりますよ
https://doreenvirtue.com/2019/07/21/an-a-z-list-of-new-age-practices-to-avoid-and-why/

<聖書こばなし📘>
ある日、川岸の祈り場に行く途中、私たちは悪霊につかれた、若い女奴隷の占い師に出会いました。
彼女の占いのおかげで、主人たちは甘い汁をいっぱい吸っていたのです。
この女がついて来て、「この人たちは神のお使いだよ!…」と大声で叫び続けました。
こんなことが毎日続いたので困り果てたパウロは、ある日、彼女に取りついた悪霊に、「イエス・キリストの名によって命じる。この女から出ていけ!」としかりつけました。
するとたちまち、悪霊は出て行きました。
面白くないのは、この女の主人たちです。もうふところに金がころがり込むあてがなくなったので、その腹いせにパウロとシラスをつかまえ…
使徒の働き16.16-19 リビングバイブルより